2020-01-01から1年間の記事一覧

五行と陰徳⑰ 楽→悪パターン

楽→悪 今度は、楽から悪への相克(攻撃)関係です。 なぜ、楽が悪へと相克(攻撃)するのか? 本来、楽は悪とほぼ同義語です。 楽は善因の果報であり、幸福やラッキーや快楽や救済などプラスの出来事です。 しかし、大半の宗教道徳は、楽を敵視します。 特に…

五行と陰徳⑯ 苦→楽パターン

苦→楽 前回は、無明→苦の相剋状態を見ていきました。 今回は、続けて、苦→楽の相剋状態を見ていきましょう。 今まで見たとおり、季節の巡行と同じく、人間の人生は五行を辿ります。 木火土金水をそれぞれ、善→楽→無明→悪→苦と巡り、また善に戻ります。 基本…

災異説におけるコロナ論 第十九話

軍部の暴走(実際は天皇から国民までの君臣揃った希望であった戦争)により、敗戦の憂き目にあった大日本帝国という国家が、かつて存在した。 その結果、GHQに解体された、大日本帝国の国家システム、即ち国体は、日本国憲法のシビリアン・コントロールとい…

災異説におけるコロナ論 第十八話

軍部の暴走(実際は天皇から国民までの君臣揃った希望であった戦争)により、敗戦の憂き目にあった大日本帝国という国家が、かつて存在した。 その結果、GHQに解体された、大日本帝国の国家システム、即ち国体は、日本国憲法のシビリアン・コントロールとい…

災異説におけるコロナ論 第十七話

思ってなかった質問に川中島は一瞬、意識がフリーズした。 解決策だと? コロナの五行的解析だけ考えていた川中島にとって、思っても見なかった質問である。 春日はこうした川中島の心中を見透かすように、問いてくる。 「問題の批評だけだったら、誰だって…

災異説におけるコロナ論 第十六話

さて、今回の川中島が指摘した、金尅木の関係性である。 よく、陰陽道物で、五芒星という星型の形を見ることがあると思う。 あれは、五行論においては、上記の五行同士の関係性の相剋を表している。 この五行内の関係性には、二種類あって、相生と相剋の2つ…

災異説におけるコロナ論 第十五話

五行論は、世界の全てを、分類整理する古代思想である。 そして、その分類法は、別に五つでなくても良い。 例えば、八卦のシステムなら8パターンでもいいし、易ではさらにそれを重ね合わせて、8×8の64パターンの卦を構築する。ぶっちゃけ、分類数は、いくつ…

災異説におけるコロナ論 第十四話

明らかに、春日はご機嫌斜めである。 何か、お気に召さない返答だったようだ。川中島が、何かまずったかな?と不安になるも、説明を続ける。 「もちろん、金と木は相剋の象徴として、木材を金属で切り倒し加工する意味に取れます。中共以前から中国文明は、…

災異説におけるコロナ論 第十三話

木火土金水(もっかどこんすい)の五行は、世界そのものを分割する機能を持っている。逆に言えば、木火土金水の五行で世界の全てを構築しているのだ。 そのため、人間の内臓も、それぞれ五行に属しており、俗に言う、五臓六腑とはこのことを指している。 さ…

災異説におけるコロナ論 第十二話

世界は数で出来ている。 洋の東西を問わず、この、同じような思想が存在するのを見ると、人間の生得的な欲求なのであろう。 古代ギリシャでは、この世の根源原理は水である。または火である、いや原子であると、哲学者たちが究明に勤しんだ。そのバリエーシ…

災異説におけるコロナ論 第十一話

五行論は、中国における世界認識の思考の枠組みである。 今風に言えば、フレームワークである。世界や宇宙を、木火土金水の5つの元素(エレメント)で成り立っているというシンプルな古代思想でもある。 元々、陰(マイナス)と陽(プラス)の陰陽2つだけ…

災異説におけるコロナ論 第十話

一神教は、前世に関わる教義は、基本、保持していない。 死後の来世の教義はあるが、前世の概念がすっぽり抜けているのである。 現代のような欧米のスピリチュアリズムは、輪廻転生の教義を白人でも話すが、それは近代以降の東洋思想の逆輸入である。 本来の…

災異説におけるコロナ論 第九話

実は、日本人はあまり知られていないことだが、世界宗教である一神教では因果応報論は採用されていない。 もちろん、善が報われ、悪が裁かれるという観念は、当然、一神教でも存在する。 神の裁きや天誅という概念は、一神教文化圏でも存在する。 しかし、絶…

災異説におけるコロナ論 第八話

管理人より。 皆様、いつも弊ブログをご覧いただいてありがとうございます。 第8話ですが、中身が消失してしまって欠番となっております。 内容的に新しく書き直そう(復元しよう)かと思いましたが、ここだけ消失するのは、何か公開してはならない天意の可…

災異説におけるコロナ論 第七話

「して、今の疫病が、災異説に当て嵌まると、申すか?」 「はい、原因の無い事象は存在しません。釈尊の因果応報を引き合いに出すまでもなく、物事には必ず原因と結果があります。それを五行で解析するのが陰陽道のはず」 「笑止。陰陽道は今の用語のような…

災異説におけるコロナ論 第六話

災異説のメカニズムは至極シンプルな理に基づいている。 為政者が、悪政をする。 →天が為政者を改めさせるために、警告を打つことを決定。 →五行的に自然界のバランスが崩させる →天変地異や奇矯な出来事を起こす。 上記のような、単純な因果応報のマクロ版…

災異説におけるコロナ論 第五話

歴史上、儒教は為政者側のプロパガンダだったのみならず、皮肉にも、それ自身が逆転して、為政者そのもの地位をも揺るがす危険思想の刃でもあった。 理由は、儒教の持つ「道徳」である。 儒教は、権力に弱い宗教という一般的認識を尻目に、時代時代の節目に…

災異説におけるコロナ論 第四話

董仲舒は、前漢の儒学者である。 この、日本人には聞き慣れない男は、当然、日本人ではない。当時、まだ儒学が中国の漢帝国の国教として固まる段階での儒学者であり、出世間的には、他の儒学者や他宗教の聖人や哲学者と同様に、不遇だった人物である。 その…

災異説におけるコロナ論 第三話

最初の方は高級ホテルで面談していたが、なぜか、今はジョ◯サンである。 すでに川中島もその理由は忘れていたが、たしか、先方の家に近いから楽だとか、そんなどうでもいいレベルの理由だったような記憶がある。 さて、川中島が気づけば、すでに来客は目の前…

災異説におけるコロナ論 第二話

川中島は、総武線から、さらに乗り継いで、目的の駅に到着してから、ぶらぶらと歩いた。 やはり、土曜の東京の駅前の繁華街にしては、人の姿が足りない。 何の罪も無い無辜の民である、商店街の人間にとっては、ひたすら迷惑な災禍であろう。 すでに、日本全…

災異説におけるコロナ論 第一話

土曜の総武線はガラガラだった。 いつもは、ユダヤ人の強制収容所直行の電車の如く、非人道的に詰め込まれた電車路線の人口密度が、見事なまでに、ガラガラである。 「コロナちゃんのおかげか・・・」 ゆったりと足を広げて座る贅沢を味わいつつ、世界で猛威…

災異説におけるコロナ論 まとめ

このブログの全体地図はこちら toyokawarei.hatenablog.com なお、皆さんの記事の感想コメント大募集です。陰徳や積善積徳、改過の話やコツなど、体験談を大募集中です。ご遠慮無く、ご書き込み下さい。記事下のコメント欄や、メッセージやメールで、お気軽…

五行と陰徳 まとめ

このブログの全体地図はこちら toyokawarei.hatenablog.com なお、皆さんの記事の感想コメント大募集です。陰徳や積善積徳、改過の話やコツなど、体験談を大募集中です。ご遠慮無く、ご書き込み下さい。記事下のコメント欄や、メッセージやメールで、お気軽…

はじめに(ご挨拶とこのブログの目次・地図)

はじめまして!豊河怜の開運ネットワークブログ、管理人の豊河怜です。 このフログは、世界にある開運をテーマにあらゆるジャンルの開運法を紹介していきます。管理人が体を張って調査・実験した結果を含めて皆様にご提示します。また、世界の、ほんの一握り…