【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】全文現代語訳 記事まとめ一覧(工事中)

【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】全文現代語訳コンテンツのまとめです。


古来より、開運の白眉としての陰徳に多大な影響力を持つ超重要古典の、
陰騭録という古典の全文語訳と解説の記事です。

 

この書は、功過格表という、善悪一覧表があり、
善悪のポイント制度で、陰徳を貯めていけば、そのうち開運出来るという、
RPGの経験値レベルアップ制度の思想です。

 

明の時代の袁了凡という著者によるものです。

 

主人公の袁了凡は、若いころ、中国の術数により、後の出世時の給料レベルまで細かく占断されて以来、
すっかり運命論者になっていました。
が、その後、陰徳により運命転換出来ることを教えられ、運命改革論者に転向しました。

 

その後の人生で、せっせと陰徳を積み始めました。
すると、不可能と占断された科挙試験に合格して知事になるわ、
できなかった子供は生まれるわ、願ってもなかった寿命が伸びるわと、
現世利益に凄まじい効果が、彼の人生に生じました。

 

晩年で彼が書いた自伝と、様々な陰徳による逸話と、
巻末特典に「功過格表」がついた物が陰隲録という古典です。
日本においても戦前から読み継がれ、今でも儒学者道教徒(タオイスト)や占術者などから、
隠れた開運の名作として、読まれています。


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陰隲録自体の紹介記事です。

 

【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】陰徳による開運の奥義 世界を支配する華僑の裏ワザ
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】そもそも運とは何か?
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】陰隲録 目次

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陰隲録の内容の目次としては、下記の章立てとなります。

陰隲録目次
 ①立命の学
 ②謙虚中るに利あり
 ③積善
 ④改過
 ⑤功過格
 ⑥決科要語

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立命の学

著者袁了凡の自伝です。


自伝のスタートから、孔先生に予言されまくって、運命論者になってた時代です。

【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学① 働きたくないでござる絶対に
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学② 冷暖自知
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学③ 釈迦くらい恵まれた青春だったら俺も悟りを(以下略

 

その後、雲谷禅師に出会って、説教を受けて、運命転換論者に転向しました。

【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学④ 人生は、否応無しのM奴隷調教プレイコース
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑤ ノストラダムスを知らない今時の世代は多い
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑥ お勤めご苦労さまです(ムショ帰りの出迎えの挨拶)
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑦ 整形美容のステマ
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑧ 今夜はノンストップで朝まで生でダラダラ行かせて
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑨ 貧困は自己責任、これが俺のジャスティス
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑩ 戦国時代のネット批判「その生活は悪しゅうござる」
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑪ パンツを履いたサル
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑫ キョンシーの顔に貼ってあるアレ
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑬ 宗教はアヘン
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑭ 一心不乱の大念仏

 

陰徳を積む人生をスタートした主人公です。どんどん運命が変わって、願が叶っていきます。

【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑮ 003-私が愛したスパイ
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑯ 親の因果が子に報い輪廻は廻るよ狂々(くるくる)と
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑰ さりげなく日本の敵国の主人公な件
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑱ 山高ければ谷深し隣は何をする人ぞ
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑲ 時はまさに新世紀 澱んだブログで僕らは出会った

 

功成り名遂げた主人公が、息子に向けて総括した教えを、残しています。
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学⑳ 私ついていくよどんな辛い世界の闇の中でさえ
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学㉑ 無双のブロガーがたどりついた国家権力への処世術
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】立命の学㉒ 選ばれし者たち

 

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②謙虚中るに利あり


謙虚という徳を主題にした逸話を集めています。

【陰隲録】謙虚中るに利あり① 誰も知らない知られちゃいけない
【陰隲録】謙虚中るに利あり②台湾は助けようと思うけど韓国は助けたくないというヘイトスピーチ
【陰隲録】謙虚中るに利あり③ヤンキー・ゴーホーム
【陰隲録】謙虚中るに利あり④ 悪いのは俺じゃない・・・世界のほうだ!
【陰隲録】謙虚中るに利あり⑤ 個性を捨てろ枠にハマれ
【陰隲録】謙虚中るに利あり⑦ 死後保険という詐欺
【陰隲録】謙虚中るに利あり⑧ この腐敗した世界に堕とされた反逆者(トリーズナー)
【陰隲録】謙虚中るに利あり⑨ 胡麻の油と百姓は絞れば絞るほど出る
【陰隲録】謙虚中るに利あり⑩ 新世界の神不要論
【陰隲録】謙虚中るに利あり⑪ 天上天下唯我独尊という釈迦の黒歴史
【陰隲録】謙虚中るに利あり⑫ 仏なんて嘘さ。でも優しい嘘さ。
【陰隲録】謙虚中るに利あり⑬ 善人なおもて類は友を呼ぶ いわんや悪人をや
【陰隲録】謙虚中るに利あり⑭ 必ず死ぬと書いて必死 人生ゲームは恐怖の強制参加型ゲーム

 

 

 

 

五行と陰徳⑱ 悪→善パターン

 

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悪→善

 

さて、グダグダ書いてきた五行論と仏教の悪魔的合体も、ようやく終わりです。

今まで、五行の相生・相剋の10パターンを見てきました。

 

元々、このコンテンツは、五行の木火土金水を仏教に当てはめて相生相剋の関係性を思考実験したものです。

 

というより、ぶっちゃけ、そんなことするよりも、普通に、五行の仁義礼智信の相生相剋の関係性を説いた方が有益な気がしてならないのですが、まあ、こちらは別途やりましょう。

 

五行はこの悪→善で一旦閉じて、また陰騭録の功過格に戻ります。

 

さて、ラストの悪→善のパターンです。左下から上への相克関係ですね。

これは、簡単で、悪人の方が善人より強いからです。

まあ、そう言ってしまうと、ここで話が終わってしまうのですが。

 

戦争などを見てもわかるとおり、敵軍を殺すのに仁義は無用です。

いかに効率的に残虐に敵を殺すのかが戦争に勝つコツで、仁義を説いているのんきな軍だとあっけなく消滅してしまいます。

 

そもそも論として軍で敵軍を殺すという存在自体がすでに悪なのです。

集団の倫理のために敵軍を殺すというのは、その時点ですでに一般倫理道徳を踏み越えています。

 

これは、古今東西の宗教が頭を悩ませている問題で、まあ、日本でも憲法9条の問題でさんざん神学論争が歴史認識問題含めて、論議されてきたので今更な話でしょう。

 

あと、軍事に関して言えば、戦争は常識を超えた作戦で相手の意表をつくのが効果的なので、旧来の常識に捕らわれていることも敗因となります。

その点、悪人は、旧来の常識=たいてい倫理道徳と一緒の固定観念に囚われていないので、この点でも善人に勝ってしまいます。

 

例えば、創作物でも正義のヒーローは人質を取られると何も出来ません。

まあ、創作物(フィクション)だと、実際、なんとかしてしまうのですが、実際に人質を取られるとその時点で正義のヒーローは詰んでしまいます。

 

要するに善より悪の方が圧倒的に強いのです。

 

悪→苦→善

 

 まあ、こういう身も蓋もない現実があるという話なのですが、じゃあ、どうすれば良いのか?という話に当然なっていきます。

 

 そこで、悪→善の間にある、苦の存在で仲介するのです。

ぶっちゃけ言えば、努力量です。

悪のほうが強いというのは上記しましたが、しょうがないのでそのハンデを埋めるため、善側は努力量でなんとかするしか無いのです。

 

元々、五行論だと金(悪)→水(苦)→木(善)です。

道徳だと、義→智→仁です。

義は軍事力なので、仁の優しい人間は暴力に勝てないのですが、智を働かせることでなんとかなるのです。

 

そして、智慧というのは努力なしには獲得出来ません。

頭の良い人に聞きに行くにも、本を読むにも努力がいります。

自分で頭を捻って考えなきゃいけないでしょうし、体験から学ぶ必要もあるでしょう。

 

ただの善人では悪人には勝てないのです。

 

ついでに、もう一つ、裏を教えておくと、これは、本当の善人になるのは悪人を経る必要があるということでもあります。

輪廻転生の裏話として、

優しいだけの善人だと役に立ちませんので、悪人に生まれ変わったり、悪をせざるをえないようなハードな環境に生まれ変わって、悪の手口を学んで、経験を積んで、役に立つ善人になるという、あまり言っちゃいけない話でもあります。

 

さて、次回からは陰騭録の連載の方に戻りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。

 

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五行と陰徳⑰ 楽→悪パターン

 

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楽→悪

 

 

 今度は、楽から悪への相克(攻撃)関係です。

なぜ、楽が悪へと相克(攻撃)するのか?

 

本来、楽は悪とほぼ同義語です。

楽は善因の果報であり、幸福やラッキーや快楽や救済などプラスの出来事です。

しかし、大半の宗教道徳は、楽を敵視します。

特に金などは、蛇蝎のごとく、嫌います。

その楽が悪を相克するというのはどういうことでしょうか?

 

今回はこれを考えてみましょう。

 

無明飛ばし

 

 普通の感覚ですと、快楽漬けの生活は人間をダメにします。

実際、楽→無明→悪の通常の相生ルートですと、楽な環境は、これが当たり前だという無明(油断)を生み、結果、怠惰という悪になってしまいます。

楽は、人をダメにするというのが定説なのです。

 

しかし、これは、あくまでも、楽→無明→悪という間に無明を挟んだ状況です。

無明をすっとばせば、楽は悪に相克するということでもあります。

 

それはどういうことかと言えば、要するに無明(諸行無常の真理を知らない無知)というのは、それが当たり前だと思ってしまうような認識、快楽が当然だという現状認識です。

まあ、俗にいう感謝を知らない認識です。

この状態だと、楽な状況でもそれが楽だと認識出来ません。

それが当たり前の状態だからです。

 

悪は、基本、福徳を減衰させます。自分の持ってる貯金を切り崩すようなものです。

陰徳ポイントがどんどんと消費して、悪業ポイントが溜まっていってしまうのです。

要するに非常にもったいない行為なわけです。

 

つまり、無明という「この状態が恒常」という意識が無ければ、こういうもったいないことをしません。

楽は、善因の結果であるというもので有限であるという認識、常に諸行無常であり、今の楽は永遠ではない、自分の思い通りにならない諸法無我であると言う、無明から外れた真理の状態であると、わざわざ徳分を減らすような悪業はしなくなるわけです。

 

これが、無明をすっとばした楽が悪を相克するという意味です。

 

普通という贅沢

 

あまり、知られていませんが、実は、苦がない「普通の状態」というのは実は結構な楽環境なのです。幸運な状態と言ってもいいでしょう。

 

人間の苦しみは貧・病・争の三悪ですが、貧困でもない、病気でもない、争ってもいないという「普通の状態」というのは実は相当ラッキーな状態、別な言い方をすれば、福分の貯金を急速に減らしてしまっている状況なのです。

 

これは個人でも組織でも同じです。

貧・病・争がない平和な状態が長く続くと、人は堕落します。

堕落すると悪をなしてしまいます。

悪をなさなくても、急速に福分ポイントを減らしてしまうので、やがて福分が尽きるとその平和な状態が消滅してしまうのです。

 

よく、個人でも組織でも国家でも、何の罪もないのに、突然の何らかの被害(自然災害でも犯罪でも)に巻き込まれて嘆いて神も仏もないということを人間はよく言いますが、実はこれが原因です。

 

「何も悪いことをしていない平和な状態」というのは、福分を減らしまくっている贅沢な状況なのです。

 

では、どうすればこれが回避出来るのか?

 

無明に陥らないことです。

 

今いる平穏な状況は、実はヤバい状況であり、急速に善業を消費している。

せっせと善業を積まなければならない。

さらに、より強力な善業を積めるようにするため、さらに努力精進して能力を高めなければならない。

毎月、一万円寄付出来たならば、収入を10倍に増やして、毎月、10万円寄付出来るようにしなければならない。

一人助けることが出来るのならば、10倍の能力をアップさせて10人救えるようにしなければならない・・・。

 

上記のように、無明を脱して、陰徳善業を積み、努力精進して能力を高めるようにするのです。

 

こうすれば、楽な状態でも悪を掣肘出来るでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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五行と陰徳⑯ 苦→楽パターン

 

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苦→楽


前回は、無明→苦の相剋状態を見ていきました。

今回は、続けて、苦→楽の相剋状態を見ていきましょう。

 

今まで見たとおり、季節の巡行と同じく、人間の人生は五行を辿ります。

木火土金水をそれぞれ、善→楽→無明→悪→苦と巡り、また善に戻ります。

基本、因果応報の輪廻転生のサイクルはこのようなものであるという認識です。

 

このサイクルに関して、インド人は苦しみの世界と認識しました。

そして、それを止める方法を宗教の最終段階と定義しました。

それが、悟りにより解脱という脱出ルートです。

これは、仏教を通して日本にも入ってきていますので、我々、日本人も知っています。

 

しかし、宗教は仏教だけではありません。

むしろ、消滅を目的とする宗教の方が珍しいのです。

一神教もそうですが、死後は絶対神の力で、永遠の不老不死に至るのを目的にする宗教の方が世界宗教としては普通です。

中国の道教も仙人はタオ(道)と一体になり永遠不滅の生命体となりますので、やはり後者の宗教でしょう。

仏教でも念仏のように阿弥陀如来の極楽浄土に行く教義が日本仏教市場では最大のシェアを誇っています。

※厳密に言えば、極楽浄土は悟りのための修行場なのですが。

 

近年は、進化論が科学や社会学から入って来ているため、この影響で、輪廻転生で永遠に霊体が進化していく霊的進化論の宗教も多くなっています。

 

さて、五行論と仏教を無理やり悪魔合体させているこの五行と陰徳コンテンツも今まで見てきましたが、この観点から見ると、一般には良いとされる相生が仏教的には悪で、相剋が善になったりしています。

この点はやはり、現世のサイクルを悪とする仏教の価値観のためでしょう。

 

では、苦→楽(五行で言う水→火の相剋)の状態はどうかと言うと、ぱっと2つの道徳的解釈が思い出されます。

 

それは、

①苦労から来る油断や贅沢の排除

②敗者や弱者の強者や成功者への嫉妬(ルサンチマン)や革命

この2つの道徳的解釈です。

 

下剋上への道

 

因果応報理論は、基本的に、善因善(楽)果、悪因悪(苦)果です。

要するに、良いことをやったら楽が帰ってきて、悪いことをやったら苦が帰ってきます。

死後に行く裁きの結果なら、なおさらです。

そして、構成要素として、善→楽、悪→苦として、善悪、楽苦の四つしかありません。

単純明快なのです。

 

相生の場合、現世でも地獄でも、苦で人間が反省します。

痛い目を見ないと人間は反省しないものです。

また、単純に悪果で自分がやったカルマで苦しんでいるということもあります。

 

さて、そんな苦→楽ですが、二パターンが考えられます。

 

①は、これは治に居て乱を忘れずの教訓です。

困難を知らない世代はリスク管理に甘いのです。

平和や安定とは勝手に存在するものではなく、努力の果てに構築出来るものです。

おまけに、因果応報で言うと、楽(幸福)は溜め込んだ善業の貯金を食いつぶして浪費してしまうものです。

百万円の楽(幸運)があったとしたら、過去に貯めた百万円分の善業を使ってしまったと言うことです。

 

当然、業も無限では無いので、使い切ったら終わりです。

その時、今の楽(幸運)は終了して没落してしまいます。

 

家業でも国でも、苦労を知らない放蕩のボンボンが、贅沢三昧をして没落してしまうのはこれです。

 

ちなみに、面白いことに同じ浪費のボンボンでも、人が良くて、困ってる人間にホイホイ金を与えて、騙されまくって没落してしまうというケースがあります。

この場合は、無意識に先祖(前世)のカルマを自分で、無意識に解消してしまっているのです。

要するに、先祖(前世)で、悪どい方法で人様から奪った金なので、本来は、悲惨な方法で回収されるのですが、本能で危機を察知し、自分から他人を助ける形で放蕩しているのです。

 

まあ、逆を言えば、お金の苦労を知らないからホイホイ人にあげてしまうとも言えるのですが・・・。

少なくとも、苦労を知っている一代目は生涯、倹約を貫き通す人も多いのです。

もちろん、貧乏時代のストレスから放蕩する人もいますが・・・。

 

そのため、賢い人間は、徳を貯めるために、わざと粗衣粗食で、贅沢をしないでカルマを浪費しないという行動パターンを取ります。

これを、もう一歩進めると、今度は、善業カルマを浪費しないだけではなく、悪業カルマを浪費させるため、わざと苦しみを積極的に取ろうとする過激派もいます。

これが、苦行というやつです。

苦行で自分のカルマを浄化するというロジックで、インド人のロジックです。

釈迦も、瞑想で悟る前は、よく今までのインドの宗教の伝統で、苦行を実施していたことは有名です。

 

理論上は、こういう苦行や、貧病争のろくでもない人生の苦しみはそのまま苦行と同じで過去のカルマの消費と言う考えになります。

これが、社会システム全体に行き渡ると、カースト制度のようなろくでもないクソシステムになることは、今まで何度か指摘しました。

 

 

②は普通に嫉妬(ルサンチマン)です。

プロレタリアートブルジョアに、革命を起こします。

人間、誰だって、自分が苦しいのに、のうのうと楽している人間がいたらムカつくものです。

もちろん、資本主義において搾取の悪徳企業や政府がいたら、人民の解放をするのは、良いことですので一概に否定は出来ません。

ソ連がいた時代には、労働運動のバックが安定していて、西側先進国の資本家も労働者を優遇していた時代がありました。

 

しかし、個人レベルで、自分が苦しいから、楽している関係ない人間や子孫を不幸にして同じ目に会わせてやるなどの境地に至れば、もはや外道です。

ちなみに、これを悪霊と言います(笑

 

赤の他人や子孫に祟るろくでもない霊ですので、一刻も早く成仏させる必要があります。

まあ、こういう霊に祟られるということは、そういう祟られるカルマを持っているということですので、自分自身もよくよく神仏に懺悔して、積善改過する必要があるのですが・・・。

 

 

 

 

 

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災異説におけるコロナ論 第十九話

 軍部の暴走(実際は天皇から国民までの君臣揃った希望であった戦争)により、敗戦の憂き目にあった大日本帝国という国家が、かつて存在した。

 その結果、GHQに解体された、大日本帝国の国家システム、即ち国体は、日本国憲法のシビリアン・コントロールという、文民統制システムに強制的に更新を余儀なくされた。

 戦争の結果である。日本だけでなく、世界的にも第一次大戦、第二次大戦と悲惨な一心不乱の大戦争の果てに、世界の戦争を防止するシステムが数多く、構築されたのである。

 言わば、金(義)の闘争エネルギーは、膨大な屍の犠牲を経て、人類の叡智により、木(仁)の平和エネルギーへと転換されたのである。逆に言えば、人間は、甚大な悲劇が無ければ、悔い改めることが出来ない生き物ということでもあるが・・・。

 戦争というのは、孫子を見るまでもなく、国の存亡であり、総力戦であるため、国家予算が潤沢に放出され、それまでの科学が一気に、グレードアップし、社会システムについても、従来の固定化された身分制度が破壊される。(それに耐えきれず、滅ぶ国も多いのだが)

 資本主義を見るまでもなく、闘争は、相手との弁証法的な競争により、新しい境地に至る有効な行為となる。
 自民党の某代議士が、戦争は人間を進化させると放言し、非難を食らった。この盲言の元ネタは弁証法的なドイツ哲学のナチス経由の亜流の思想であるが、巨視的な、長期的な観点から言えば、正しいのである。

 他者と競合するということは、悪くすれば無慈悲(金から木の相剋)を引き起こすが、上手く行けば、相手を知り己を知り、従来の非合理なシステムを打ち壊し、閉塞した環境を新たな時代にあったシステムに進化させることが出来る。
 
 それは、「水に写した鏡」の徳目である智の水でもあるのだ。
 金の徳目でもある「正義」は、革命改革の従来のシステムを壊す勇気であり、それは客観的に彼我を見ることが出来、新しいシステムを構築するという智の水の徳目に連鎖する。それは金生水の相生ルートでもある。

 逆に言えば、金の闘争なくして、智という水は生まれないのである。
 もっとも、実際にそれが、水の智慧なく、ただ正義のための正義、虐殺のための正義、金から木の仁慈を剋すレベルは相生ルートではなく、相剋ルートではあるのだが。水の智なき金の正義は天から離れた虐殺でしか無い。

 上記のような川中島のダラダラした説明に、またもや春日はもどかしそうにしながら、

「では、今回の中共の件は?」
「当然、水の智で流します」
「具体的には?」
「ええと・・・」
「五行の中では水の判断は一番難しい。金から水が生成するというのは理屈に合わぬし、智という徳目は曖昧だからだ。ヒントをやろう。因果の業で考えてみよ」

 

 

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 災異説におけるコロナ論 まとめ

 

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災異説におけるコロナ論 第十八話

 軍部の暴走(実際は天皇から国民までの君臣揃った希望であった戦争)により、敗戦の憂き目にあった大日本帝国という国家が、かつて存在した。

 その結果、GHQに解体された、大日本帝国の国家システム、即ち国体は、日本国憲法のシビリアン・コントロールという、文民統制システムに強制的に更新を余儀なくされた。

 戦争の結果である。日本だけでなく、世界的にも第一次大戦、第二次大戦と悲惨な一心不乱の大戦争の果てに、世界の戦争を防止するシステムが数多く、構築されたのである。

 言わば、金(義)の闘争エネルギーは、膨大な屍の犠牲を経て、人類の叡智により、木(仁)の平和エネルギーへと転換されたのである。逆に言えば、人間は、甚大な悲劇が無ければ、悔い改めることが出来ない生き物ということでもあるが・・・。

 戦争というのは、孫子を見るまでもなく、国の存亡であり、総力戦であるため、国家予算が潤沢に放出され、それまでの科学が一気に、グレードアップし、社会システムについても、従来の固定化された身分制度が破壊される。(それに耐えきれず、滅ぶ国も多いのだが)

 資本主義を見るまでもなく、闘争は、相手との弁証法的な競争により、新しい境地に至る有効な行為となる。
 自民党の某代議士が、戦争は人間を進化させると放言し、非難を食らった。この盲言の元ネタは弁証法的なドイツ哲学のナチス経由の亜流の思想であるが、巨視的な、長期的な観点から言えば、正しいのである。

 他者と競合するということは、悪くすれば無慈悲(金から木の相剋)を引き起こすが、上手く行けば、相手を知り己を知り、従来の非合理なシステムを打ち壊し、閉塞した環境を新たな時代にあったシステムに進化させることが出来る。
 
 それは、「水に写した鏡」の徳目である智の水でもあるのだ。
 金の徳目でもある「正義」は、革命改革の従来のシステムを壊す勇気であり、それは客観的に彼我を見ることが出来、新しいシステムを構築するという智の水の徳目に連鎖する。それは金生水の相生ルートでもある。

 逆に言えば、金の闘争なくして、智という水は生まれないのである。
 もっとも、実際にそれが、水の智慧なく、ただ正義のための正義、虐殺のための正義、金から木の仁慈を剋すレベルは相生ルートではなく、相剋ルートではあるのだが。水の智なき金の正義は天から離れた虐殺でしか無い。

 上記のような川中島のダラダラした説明に、またもや春日はもどかしそうにしながら、

「では、今回の中共の件は?」
「当然、水の智で流します」
「具体的には?」
「ええと・・・」
「五行の中では水の判断は一番難しい。金から水が生成するというのは理屈に合わぬし、智という徳目は曖昧だからだ。ヒントをやろう。因果の業で考えてみよ」

 

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 災異説におけるコロナ論 まとめ

 

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災異説におけるコロナ論 第十七話

 思ってなかった質問に川中島は一瞬、意識がフリーズした。
 解決策だと?
 コロナの五行的解析だけ考えていた川中島にとって、思っても見なかった質問である。
 春日はこうした川中島の心中を見透かすように、問いてくる。

「問題の批評だけだったら、誰だって出来る話ではないか?解決案も出してみい」
 
 これには困った。今回、想定していない質問には、とっさには答えられない。
 しかし、春日は助け舟を出してきた。

「五行にも陰陽はある。相剋が陰とすれば陽は何か?」

 そう言われて、川中島は反射的に返答した。

「水行です・・・。金から水を緩和して木に至る相生のルートを利用します」

 五行の5つの要素が、それぞれに関係を持てば、全体で10の関係性が生じる。
 例えば、木で言えば、木-火、木-土、木-金、木-水となる。
 図にすれば、五芒星の内側と、五角形の外側の図が描ける。

 専門的には外側の五角形を相生と言い、順調な五行の関係である。
 それに対して、内側の五角形を相剋と言い、エラーが起きた五行の関係となる。

 上記を踏まえて、金と木の関係を見てみると、内部の五芒星の相剋の線となる。
 これは金が木を尅している形であり、川中島が言ったように、金属で木材を切り倒している状態である。

 それは人間にとって木材の供給であるので、別に、悪いということは無いが、正規のルートではないと見るのである。義が仁を損なうと、無慈悲、残虐の象意となる。
 それに対して、正規のルートは外側の五角形のルートであり、金から木の尅の間に水行が入る形となる。
 金から水、水から木に至るルートが、正常と考える。

 逆に言えば、エラールートになっていれば、正常ルートに戻せば良いのである。
 金から木に相剋していれば、間に水を入れて、金→水→木の相生ルートにする。
 五行論的な解決というのはそういう思考方式である。

中共の残虐な統治は、金の大義の軍事力を持って、木の仁慈を圧迫しています。木の仁政を喚起させることも重要ですが、仲保者の相生である水行を以て、金の暴走を制御し、エネルギーを木に流します」

「然り」

 

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 災異説におけるコロナ論 まとめ

 

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