災異説におけるコロナ論 第十四話

 明らかに、春日はご機嫌斜めである。
 何か、お気に召さない返答だったようだ。川中島が、何かまずったかな?と不安になるも、説明を続ける。

「もちろん、金と木は相剋の象徴として、木材を金属で切り倒し加工する意味に取れます。中共以前から中国文明は、木を切りすぎて、自業自得で砂漠化しています。これも、自然破壊による間接的な人体への影響、今回で言えば、免疫低下として、木行の風、つまり空気感染の一因ともなっていると思われます」

「貴様は今まで何を聞いていた?」

 さらに、機嫌が悪くなる春日。なぜ、老人は気が短いのか?

「・・・・・・・・」

「そもそも、貴様は何の話をしているのか自分でわかっているのか? 枝葉などどうでも良い。根本を掴めと教えたはずだが?」

 なにか、理由は不明だが、致命的な間違いで、春日の逆鱗に触れているようだ。
 
 しかも、席をスタンダップしている。まずい。すでに激おこぷんぷん丸である。

 しかし、金と木の相剋の説明としては、別に間違った解釈ではないだろう。
 中共の悪政としての、天の警告と言う論理からすれば、金尅木で間違い無いはずだ。
 
 ん?
 そういえば、そもそもの災異説としての、中共の悪政を具体的に五行論で説明していたか?

 ・・・・・・
 そう考えればしていないような気がする・・・。それか。

「木と金の相剋は、義金の暴走による慈悲の破壊です」

「・・・・・・」

 ゆっくりと座り直す春日。どうやら、これが正解のようだ。

「それが、どうしたというのだ?」

「五行論は人間の徳性も分類します。仁義礼智信五常です」

「ふむ」

「金は義。木は仁に対応します。義は、正義や大義、義侠心。仁は慈悲で人の優しさや憐れみです」

「続けよ」

「金と木の相剋は、この関係がエラーを起こしているということ。すなわち、中共の国家秩序という大義名分で、残虐な仁を損なう弾圧をしていることを意味します」

「然り」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 災異説におけるコロナ論 まとめ

 

toyokawarei.hatenablog.com

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このブログの全体地図はこちら

toyokawarei.hatenablog.com

 

 

なお、皆さんの記事の感想コメント大募集です。
陰徳や積善積徳、改過の話やコツなど、体験談を大募集中です。ご遠慮無く、ご書き込み下さい。
記事下のコメント欄や、メッセージやメールで、お気軽にどうぞ。

その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー