2020-05-10から1日間の記事一覧

災異説におけるコロナ論 第六話

災異説のメカニズムは至極シンプルな理に基づいている。 為政者が、悪政をする。 →天が為政者を改めさせるために、警告を打つことを決定。 →五行的に自然界のバランスが崩させる →天変地異や奇矯な出来事を起こす。 上記のような、単純な因果応報のマクロ版…

災異説におけるコロナ論 第五話

歴史上、儒教は為政者側のプロパガンダだったのみならず、皮肉にも、それ自身が逆転して、為政者そのもの地位をも揺るがす危険思想の刃でもあった。 理由は、儒教の持つ「道徳」である。 儒教は、権力に弱い宗教という一般的認識を尻目に、時代時代の節目に…

災異説におけるコロナ論 第四話

董仲舒は、前漢の儒学者である。 この、日本人には聞き慣れない男は、当然、日本人ではない。当時、まだ儒学が中国の漢帝国の国教として固まる段階での儒学者であり、出世間的には、他の儒学者や他宗教の聖人や哲学者と同様に、不遇だった人物である。 その…

災異説におけるコロナ論 第三話

最初の方は高級ホテルで面談していたが、なぜか、今はジョ◯サンである。 すでに川中島もその理由は忘れていたが、たしか、先方の家に近いから楽だとか、そんなどうでもいいレベルの理由だったような記憶がある。 さて、川中島が気づけば、すでに来客は目の前…

災異説におけるコロナ論 第二話

川中島は、総武線から、さらに乗り継いで、目的の駅に到着してから、ぶらぶらと歩いた。 やはり、土曜の東京の駅前の繁華街にしては、人の姿が足りない。 何の罪も無い無辜の民である、商店街の人間にとっては、ひたすら迷惑な災禍であろう。 すでに、日本全…

災異説におけるコロナ論 第一話

土曜の総武線はガラガラだった。 いつもは、ユダヤ人の強制収容所直行の電車の如く、非人道的に詰め込まれた電車路線の人口密度が、見事なまでに、ガラガラである。 「コロナちゃんのおかげか・・・」 ゆったりと足を広げて座る贅沢を味わいつつ、世界で猛威…

災異説におけるコロナ論 まとめ

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